ひとり親家庭を活用=会社にメリット!
ひとり親家庭は、1人で家事や育児と仕事をしなければならないため、残業や休日出勤などができない状態です。
つまり、勤務時間は9時~17時、休日は土日祝、子どもの病気などで早退(遅刻)や欠勤という条件で働かせてもらうことになります。
しかし、そのような条件で従業員を雇用してくれるような会社は極めて珍しいというのが現実です。
なぜなら、会社は慈善事業をするための組織ではなく、利益を得るための組織であって、マイナス条件の従業員を積極的に雇用することは会社の利益に反するからと言えます。
そうすると、会社にメリットがなければ、ひとり親家庭の就業支援は実現が難しいものとなります。
そこで、ひとり親ネットでは、ひとり親家庭を活用することで会社にメリットが出るような新しい就業システムを考案しました。
(※ひとり親ネットで行う就業支援事業は、雇用成立のあっせんではなく業務委託にのあっせんになります。)
どんなメリットがあるのか?
- 人件費削減、人件費圧縮
社会保険料、有給休暇、賞与、交通費、福利厚生、退職金、採用費、労務管理などの間接コストが不要です。
また、必要な分だけを業務委託できるため、これまで無駄になっていた人件費が削減できます。
- 節税
雇用ではなく業務委託となるため人件費でなく外注費となり、消費税の経費計上ができ、消費税の節税になります。
- 労使問題なし、雇用リスクなし
雇用や人材派遣ではなく業務委託になりますので、雇用リスクはなく労使問題は生じません。
新しい就業システムとは?
1社で1人を雇用(業務委託)するには、一定の仕事量が常になければ、無駄な人件費を負担することになります。
しかし、実際は、常に一定の業務量がある会社は珍しいようです。
例えば・・・。
- 普段は1人でいいけれども、締日から5日位は2人いても足りないくらいになる。
- 暇なときはやってもらいたいことがないけれど、何とかやってもらうことを作っている。
- 暇なときは帰ってもらいたいところだが、休業補償をするなら何かやらせたほうが得だ。
ということはありませんか?
人材派遣業者を活用している会社も増えてきましたが、派遣会社を通して派遣社員を受け入れるうえで、「暇だから帰って」と言うと、「休業補償」を求められますから、結局は労使問題が生じてしまいます。
しかも、ゆくゆくは直接雇用の申し入れ義務が生じてきますので、必ずしも使い勝手が良いとは言えない状態です。
つまり、1社で1人を雇用したり、人材派遣を使うには、人件費や労使問題などのインパクトやリスクが大きくなってしまいます。
そこで、私たちは、「共同委託」という新しい就業システムをご提案いたします。
複数の会社で1人に業務委託することができれば、直接雇用や人材派遣のような問題は生じません。
この「共同委託」という新しい就業システムによって、会社とひとり親家庭の橋渡しを行い、会社は共同委託を利用することで利益向上のみならず社会貢献との両立が実現でき、ひとり親家庭は収入を確保することで経済的に自立できます。
つまり、「共同委託」は会社とひとり親家庭がWin-Winの関係を構築することができるのです。
どんな会社に向いているか?
- 日常的に1人を雇用するまでの業務量はないが、忙しいときは人手が足りない。
- 忙しいときに残業や休日出勤で対応すると、割増分の負担が大きい。
- 1日(1週間、1ヵ月)の中で業務量が大幅に変動する。
- 1人を雇用するインパクトが大きい。
これらが当てはまるような中小零細企業、NPO法人、個人事業主などが向いています。
以前、人材派遣を使ったことがあるけれど、 色々と面倒だという会社は、是非とも一度ご利用ください。
どんな人がいるか?
仕事と育児を両立させるべく自立を目指しているひとり親家庭です。
1人で育児をしているため、残業や休日出勤が難しいだけで、決して就業能力が低いわけではありません。
むしろ、自身が難しい就業条件であることを自覚しているので、それを応援してくれる会社に対する忠誠心や感謝の念が強いため、仕事に対する責任感が強いと言えます。